針刺し事故

●治療

1.血液暴露面を直ちに流水で洗う。

2.レシピエント、ドナーの感染症歴を確認する。

●ドナーの感染症歴

・ドナーがHBs抗原陽性

レシピエントがワクチン未接種者またはワクチン接種者だがHBs抗体価10mIU/ml以下

受傷後24時間以内に、HBワクチン(ビームゲン0.5ml筋注)+抗HBsグロブリン(ヘブスブリン5ml静注)投与。

1,2,3,6,12ヶ月後の経過観察を行う。

レシピエントがワクチン接種者でHBs抗体価10mIU/ml以上

緊急処置不要。

・ドナーがHCV抗体陽性

現時点での肝機能評価及びHCV(-)の確認。

1,2,3,6,12ヶ月後の経過観察を行う。

HCV(+)になればINF投与(90%以上有効)。

・ドナーがHIV陽性

感染成立率は0.3%と低いが、ドナーがHIV陽性と明らかで、レシピエントへの多量暴露では、2時間以内に抗レトロウイルス剤の内服開始が推奨される。副作用強いため、事前説明が必要。

1回目内服:レトロビルAZT200mg+エピビル3TC150mg+ビラセプトNFV1250mg
2回目内服(12hr後):レトロビルAZT200mg+ビラセプトNFV1250mg
3回目内服(8hr後):レトロビルAZT200mg+エピビル3TC150mg+ビラセプトNFV1250mg
4回目内服(8hr後):レトロビルAZT200mg+ビラセプトNFV1250mg

・ドナーが陰性あるいは不明

1,2,3,6,12ヶ月後の経過観察を行う。

肝機能及び抗体検査を行う。

●感染成立率

ドナーがHBe(+)であるとき:

20~40%

ドナーがHBe(-)、HBs(+)であるとき:

2%

ドナーがHCV(+)であるとき:

1.2~4%

ドナーがHIV(+)であるとき:

0.4~1%


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