●概念
潜伏期は10~21日(平均14日)。発疹出現1~2日前から発疹出現後4~5日後まで感染力あり。
空気感染と飛沫感染が中心で感染力が非常に強い。
●症状
発疹は丘疹→水疱→痂皮化と変化し、頭皮→体幹→四肢に広がる。
軽い発熱・倦怠感の後、掻痒感の強い小斑点状丘疹(紅斑)で発症し、数時間で水疱疹となる。水疱疹は2~3日で体幹部・顔面・頭部(有髪部位)に広がり、2~3 日で痂皮形成し、発症5日目で全水疱が痂皮化(感染性消失)する。この間、水疱→膿疱→痂皮の順に急速に進行し、3 者が同時に混在する。7~10 日目には痂皮が脱落し、わずかな陥凹を残して治癒する。
不顕性感染例は5%と少ない。
成人の初感染や免疫低下患者の感染では重症化しやすく、肺炎や脳炎の合併が多い。
死亡率:
1~14歳で10万人あたり1例
15~19歳で10万人あたり3例
30~50歳で10万人あたり25例
●検査
VZV IgGペア血清 IgG>4で陽性
VZV IgM
●治療
発症48時間以内に、バラシクロビルまたはアシクロビル内服する。
・バルトレックス(500) 6T 分3 5~7日間
・バルトレックス 75mg/kg/d 分3 5日間 小児
・ゾビラックス(400) 10T 分5 5~7日間
・ゾビラックス 80mg/kg/d 分4 5日間 小児
・ゾビラックスDIV 250mg/回 3回 7日間
・ゾビラックスDIV 5mg/kg/回 3回 7日間
・ビクロックスシロップ 80mg/kg/d(1ml/kg/d) 分4 5日間
・アラセナA軟膏
・カチリ軟膏(掻痒軽減)
アスピリン内服でライ症候群の可能性あるため注意する。
●予防
水痘ワクチンの予防効果は約70~90%程度であるが、帯状疱疹の予防にもなるため勧められる。
接触後72時間以内であればワクチン接種。(1歳以上)
接触後6日以内であれば水痘高力価免疫グロブリン投与(100mg/kg、1回)を行う。
接触1週間後よりバラシクロビルあるいはアシクロビル予防内服を行う。
・バルトレックス 30mg/kg/d 分4 7日間
・ゾビラックス 20~40mg/kg/d 分4 7日間
こどもの皮疹診療アップデイト (CBRアップデイト・シリーズ)/シービーアール

¥3,990
Amazon.co.jp
症例写真でよくわかる外来でみる子どもの皮膚疾患/診断と治療社

¥4,725
Amazon.co.jp
水痘(水ぼうそう)

コメント